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転職活動にはお金がかかる
「これからお金を稼ぐための仕事を探すのに、お金がかかる」というのは逆説的というか少し変な気もしますが、とにかく転職活動にはお金がかかります。あまりピンとこない方は、新卒の時の就職活動を思い出してください。スーツやカバンを揃えたり、面接を受けに行くための交通費などで何かとお金がかかったかと思います。転職活動でかかる費用を用意せずに転職活動を開始してしまい、結果自己破産などに繋がってしまっては元も子もありません。では転職活動には一体いくら必要なのか見てみましょう。
どんな出費項目がある?
転職活動で必要になる出費は、大まかに以下のものがあります。
- 生活費
- 交通費、宿泊費
- 服飾費、身だしなみ関連
- 書籍代、カフェ代
転職活動を行う際に忘れられがちなのが生活費です。転職活動中も当然の事ながら家賃や水道光熱費は発生します。転職活動のために仕事を辞めてしまった場合、家賃の支払いは特に大きな負担となります。一刻も早く内定を獲得したいあまり、転職活動を満足に行えない可能性も出てきてしまいますので、事前に入念な資金準備が必要です。 また意外と大きな金額になるのがカフェ代です。面接会場に早く着いてしまった際の時間調整や、夏であれば暑さをしのぐ目的など無駄遣いとは言えない使途ながらかなりの金額がかかってきます。直前に志望理由の確認を行う事や、カフェで一息ついて落ち着いた状態で面接に臨む事は非常に大切ですが、転職活動中のトータルではかなりの金額になることを意識しましょう。
結局いくら用意すればいい?
結論から先にお伝えすると、50万円は用意しておきたいところです。各個人の事情により異なりますが、だいたいの目安と言えるでしょう。もちろん、既に持っているスーツを着用する場合や実家で両親と同居している場合、遠隔地の企業は受けない場合など安く上がるケースはありますが、余裕を持って準備しておくに越したことはありません。転職活動が長期化した場合も考え、多めに用意しておきましょう。
転職活動のお金をどうまかなう?
転職活動には多額のお金がかかる事はご説明した通りですが、ではそのお金をどのように用意していけばよいのでしょうか。
在職中の転職活動が一番
転職活動期間中も生活費がかかる事を考えると、在職中に転職活動を進めていくのが理想です。転職活動をしながらでも毎月一定の収入を得られるため、資金的理由で転職活動が失敗することはほぼありません。その一方で、在職中の転職活動では面接の日程調整が難しく、書類の準備等も含めると時間的にかなりタイトな転職活動になってしまいます。有給休暇をどの程度使用可能なのかも含め、在職しながらの転職活動が無理なく行えるか一度検討してみる必要があります。
退職後に転職活動を始めるという選択肢
現在の仕事を続けながらの転職活動が難しい場合、退職してから本腰を入れて転職活動に取り組むという選択肢もあります。ただし、資金の確保ができているのであれば、の話です。退職後の場合は面接日程の調整にも苦労せず、スムーズに進むかと思われがちですがいくつか注意点があります。
一つ目が、久々の「無職生活」が快適に感じてしまい転職するはずがいつのまにかニートになってしまう可能性がある点です。入社以来、平日は毎日定時に出社しなくてはならない生活から解放され久々の自由を満喫してしまうリスクがあります。もっとも、久々に羽を伸ばす事は悪い事ではありませんが転職先が決まっていない状態で自由を満喫してしまうと就労意欲が下がってしまう危険性の方が高いでしょう。
二つ目が、失業手当をすぐにもらえる訳ではない点です。この記事をお読みの方はおそらく、自己都合での退職がほとんどでしょう。その場合は失業手当が退職後すぐには貰えません。勤続年数によっては一円も貰えない場合もあります。そのため退職後に転職活動を行うことは生活面でも資金面でもリスクが大きいと言えそうです。
転職活動を諦めるのも方法のうち
いざ転職活動を始めようと思うと、資金的困難に直面する方が多いかと思います。また転職先の企業を検討しているうちに、今の勤務先が思ったよりも恵まれている事に気付く方も多くいらっしゃるでしょう。そのような場合は、無理に転職を決行せずに今の会社にとどまる選択をすることも大切です。今の会社の不満な点にばかり目を向けていると「こんな会社すぐに辞めてやる」と思ってしまうかもしれませんが、他社と実際に比較することで今の会社の良い面に気付く事ができる場合もあります。「思っていたよりも悪くはないな」と思ったのであれば、無理に転職にこだわらずに今の会社に残るという選択肢を取るのも悪くないでしょう。
節約しながら転職活動を進めよう
転職を検討しているのであれば、退職前から資金を集めておく必要があります。退職金の有無も確認しながら貯金を進めていきましょう。またボーナスが支給される会社であれば、ボーナスを貰ってからの退職がタイミングとしては良いでしょう。それでも資金が足りなさそうな場合は、節約をしながら転職活動をすることで乗り切れる場合があります。
節約のコツ
転職活動に向けての節約でも、ストレスの溜まる節約では逆効果になってしまいます。無理なく取り組めるものから節約していきましょう。
●日々の無駄遣いをなくす
毎日のようにおやつを買っていたり、タバコを吸っていたりすれば一日数百円であっても日常的にお金が減っていく事になり、1か月で1万円以上の節約につながる事もあります。とはいえ、一切外で何も買わずに過ごすことも難しいため、1日で使うお金に上限を決めてみてはいかがでしょうか。
●飲み会代を抑える
上司や先輩に誘われるとつい行きたくなってしまうものですが、一晩で何万円も消える原因にもなっている飲み会。「お金が無いから」とは断りにくいですよね。その場合は、一軒目だけ楽しみ、二軒目や三軒目の誘いは丁重に断ってみてはいかがでしょうか。飲み会代の支出をゼロにすることは難しくとも、減らすことは比較的簡単にできるはずです。
●固定費を抑える
電気料金や携帯電話料金のように、毎月決まってかかる固定費を抑えることも節約のコツです。電気料金であれば、契約を見直し一段階低い契約にしてみる、携帯電話料金であれば、インターネット利用が中心で通話をほとんどしないプランに変更してみるなど、工夫することによって生活を不自由にせずに節約できる場合もあります。
交通費が支給される会社も
居住地から遠い会社へ面接に進む場合、交通費が支給されるケースもあります。もちろん、一律に支給される訳ではなく、例えば「社長面接のみ」や「即入社可能な方のみ」といった条件が付くケースが殆どですが、例えば大阪から東京へ面接を受けに行く場合どんなに安く抑えたとしても5千円はかかってしまいます。在職中の方の場合は時間的制約が大きいため新幹線を使わざるを得ず、往復で1万円は軽く超えてしまうでしょう。そういった際に交通費支給は強い味方となります。 また転職エージェントの利用も交通費節約の強い味方となります。自力で、交通費が支給される会社を探すことは大変です。転職エージェントは皆さんの個々の事情に応じて転職活動をサポートしてくれます。交通費に使える予算が無い旨を伝えれば、近場の会社か交通費を支給してくれる会社を探してくれます。DYM就職では企業への推薦枠も持っており、推薦枠をご利用の方へは企業からの交通費支給が比較的受けやすい傾向にあります。まずは一度ご登録ください。無料登録はこちらからになります。