目次
フリーターが収入を得る仕組み
フリーターにおける職種ごとの平均時給
フリーターで60歳まで働いた際の年収
正社員が収入を得る仕組み
正社員における職種ごとの平均月収
正社員で60歳まで働いた際の年収
フリーターと正社員の年収差額
フリーターが収入を得る仕組み
フリーターであれば、多く勤務先が時給制を導入していて、毎月の労働時間×時給という形で毎月の収入が決まるかと思います。またシフト制であることに伴い、繁忙期や閑散期、確保されている人員によっては希望通りの労働時間ではない場合もあり得ますが、今回は平均的な時給と労働時間で計算した結果で比較してみたいと思います。
フリーターにおける職種ごとの平均時給
時給は働く時間帯や職種によって当然異なります。やはり専門的な職種の場合は時給が高いことが多く、「介護師」や「薬剤師」としてアルバイトをしている人は1,700円〜2,200円と高い時給で働いているようです。
また、アルバイトの定番である「飲食業」は、深夜手当が付くことも多いバーテンダーであれば1,300円、それ以外では1,000円程度が平均のようです。平均時給が一番低い職種は「コンビニ店員」で、全国的にみても800円台と、他の職種と比べた場合、やや低い水準となっています。それらを加味して算出された2018年現在での全国平均時給は1,030円です。
こちらを元に、60歳までフリーターとして働いた場合の生涯年収を計算してみました。
フリーターで60歳まで働いた際の年収
フリーターの平均労働時間は週32時間で、1日6時間勤務を週5日で行うことが多いようです。この数値で年収を計算したところ125万円となりました。正社員に比べると昇給の幅はかなり狭いため、この年収で22歳〜60歳の間で勤務したと仮定して計算してみました。
その結果、フリーターの生涯年収は約6,000万円。ひとまずこのような結果となりました。
正社員が収入を得る仕組み
では、引き続き同じように正社員として働いた場合をご紹介しましょう。正社員の殆どが月給制で、年始の査定により昇給する場合が多いようです。昇給も、職種や学歴などによって異なるので、あくまでも平均値から算出していきます。
また、正社員であれば収入とは別に、家賃など各種補助や年金、健康保険の部分でフリーターに比べれば優遇されていますが、今回は単純な収入の部分で比較してみたいと思います。
正社員における職種ごとの平均月収
こちらも同様に、職種ごとの平均年収をご紹介します。時給制であれば、求人の関係で、同じ職種であっても場所によって収入差がありましたが、正社員ではそこまで勤務地の影響は少ない代わりに、年齢や勤続年数が収入に大きく影響するようです。具体的に順位付けすることができました。まず平均年収第一位の職種は「システムアナリスト」
あまり聞き慣れないかもしれませんが、ITシステムの分析をしたり、各企業に合わせて、情報システムを管理、設計する職業です。平均年収は1,100万円!
やはり高度な専門スキルと同時にコミュニケーション能力も求められ、且つ絶対数の少なさがこの高い水準の年収に繋がっているようですね。その他、「不動産業」や「経営コンサルタント」などが上位に位置していました。
先々の安定感から志望者の多い「公務員」の平均年収は630万円でしたが、公務員の中でも細かく分類した場合、「消防士」の平均年収は320万円と、なんと最下位の結果となりました。その他様々な職種から平均を割り出し、60歳まで正社員として働いた場合の生涯年収を計算してみました。
正社員で60歳まで働いた際の年収
正社員の場合、年齢によって収入が変動することが多いので、今回は年代別で平均年収を算出しました。
20代=約350万円 30代=約460万円 40代=約540万円 60代=約660万円
この平均年収で60歳まで働いたと仮定して計算してみたところ、正社員として60歳まで働いた場合の生涯年収は約2億5,000万円。なかなか馴染みのない桁の数字でピンとこない人も多いでしょう。最後にフリーターと正社員の生涯収入を比較してみました。