目次
はじめに
「いずれ正社員で働きたい」「アルバイトから正社員ってなれるの?」と考えている方はいませんか。今回は正社員登用について紹介していきます。
勤務先を変えること無く、アルバイトから非正規雇用正社員になるためには正社員登用制度を利用する必要があります。
そのため、今回は正社員登用制度を利用するまでの流れやこの制度が適用されやすい人の特徴などを紹介していますので是非参考にしてみてください。
正社員登用と無期転換の違い
正社員登用と合わせて覚えておきたいのが無期転換という制度です。
まずは正社員登用と無期転換の制度がどんな制度なのかについて紹介していきます。
正社員登用
非正規雇用の従業員を正社員
として雇い直すこと
非正規雇用の従業員とは、アルバイトやパート、契約社員のことを指しています。
本人が希望した場合や企業から声がかかる場合など複数の条件が満たされた場合に限って、正社員へとステップアップすることができます。
無期転換ルール
有期の労働契約が5年を超えて更新され、従業員から申込みがあった場合に無期での労働契約が適応されるルールのこと
無期転換ルールとは、アルバイトやパートなど労働期間が決められている従業員の勤続年数が同じ企業で5年を超えた場合に初めて利用することができます。
また、アルバイトやパートなどの有期契約労働者が企業に対して無期転換ルールに関する申し込みを行った際には、企業はこの申し込みを断ったり、無視したりすることができないという特徴があります。
正社員登用までの流れ
正社員登用制度が適用されるまでには大きく分けて4つのステップがあります。
細分化するともっと多くのステップがありますので気になる方は調べてみてください。
1. 条件を満たす
条件に関しては企業によって異なります。定性面では勤務態度、定量面では勤続期間や個人の業績などが代表的な条件となります。
どのような条件が設定されているのかを事前に確認し、満たせる条件なのかどうか、どのように条件をクリアしていくのかを考えることが大切です。
2. 申請
定性面や定量面など企業が定めた条件をクリアしたさいには正社員登用制度適用を申請しましょう。
申請時になって、企業側から拒否されないように事前に条件などに関してはしっかりと聞いておくことが重要です。
3. テスト
テストに関しては企業によって様々ですが、多くの企業では筆記試験と面接の2つが取り入れられています。
筆記試験では思考力や将来の展望などを測るための小論文や適性検査を課されることがあります。適性検査に関してはSPIテストが採用されることも多いため、参考書や問題集を使って対策をしましょう。
面接では、志望動機を軸に様々な内容を聞かれます。
「なぜ正社員になりたいのか」「これまで企業の中で何を成し遂げたのか」などの質問に対して理由や背景、エピソードを盛り込んだ内容を作成してしっかりと準備をしてから挑みましょう。
4. 採用
ここまでの条件のクリア、申請、テストの過程を経てようやく正社員登用制度が適応され、非正規雇用から正社員採用になります。
非正規雇用から正社員雇用へのステップアップを希望している方は入念に準備をして挑んでみてください。
正社員登用されることの
メリット・デメリット
正社員登用のメリットを紹介する前に正社員と非正規雇用(アルバイトやパートなど)の比較表を掲載しています。
勤務時間、雇用期間、給与などに関して違いがあるので確認しておきましょう。
正社員 | 非正規雇用 | |
---|---|---|
勤務時間 | フルタイム | 自由 |
雇用期間 | 長期 | 短期 |
給与 | 安定 | 変動 |
メリット
正社員として働くことには多くのメリットがありますが、今回は代表的な3点を紹介していきます。
・やりがいがある
・キャリアアップが見込める
正社員として働くことで安定、やりがい、キャリアアップの3つのメリットを享受できることがあります。
収入面では、給与が毎月定額振り込まれる点、非正規雇用の時よりも給与水準が高くなる傾向にある点から安定します。
次にやりがいの面では、正社員にしか任せられない企画設計や採用領域などに携われるようになることで仕事へのやりがいを感じることがあるでしょう。
最後にキャリアアップの面では、非正規雇用の時よりも責任が重く、より多くの業務量を任されることがあるため市場価値が上がり、勤務先での評価が上がったり、転職に成功したりすることがあります
デメリット
正規雇用になるデメリットは他にもありますが、自由が減るということが代表的です。
シフト制などで融通の利く働き方からフルタイムでの勤務に変更するため自由時間は減る傾向にあります。
そのため、自身の現状と照らし合わせてどちらの働き方が合っているのか検討しましょう。
正社員と非正規雇用(アルバイトやパートなど)のどちらで働くにもメリットとデメリットがあります。
下記の記事ではより詳細に紹介していますので気になる方はぜひ参考にしてみてください。
正社員登用されやすい人の
特徴3選
・ポジティブ
・協調性がある
無期転換ルールの適用を申請したとしても、最終的に採用するかどうか決めるのは企業です。
そのため、無期転換ルールの適用を申請するまでに「この人は正社員として雇いたいな」と感じてもらう必要があります。
積極的
人がやりたがらない業務や難しい業務を積極的に行ったり、自分から学ぶ姿勢を見せていたりする人のことです。
嫌な業務や難しい業務から目を背けたり、全てに対して受動的な態度を取るような人材と働きたい人がいるでしょうか。多くの方がこの問いに対してNoと答えると思います。
また、逃げの姿勢や受動的な姿勢を見せていると、正社員になったときすぐに辞めてしまうのではないのかという懸念を抱かせてしまいます。
ここでは無理やり積極的になるよう推奨しているわけではなく、あくまでこういう姿勢の人材が正社員登用される傾向にあると紹介しているだけです。
他の特徴でも同じですが、できていないと感じる点があるようでしたら少しずつ始めればいいかと思います。
ポジティブ
働いていると体調が悪い日やミスをしてしまった日、人間関係でうまくいかなかった日などたくさんのマイナス要素がある場面があると思います。
そうしたときに、愚痴をこぼしたりマイナスな発言をしてしまうと悪印象を与えてしまう可能性があります。
無理に心のなかで押し潰す必要はありませんが、誰かに相談をするのであれば愚痴や悪口をなるべく控え、どのように対処するかを話し合うと良いでしょう。
協調性がある
協調性を持つこととは、自分の意見を言わないようにしたり、周囲の意見に流されればいいというわけではありません。
きちんと周囲とコミュニケーションを取りつつ、自分も打ち解けることが重要です。
また意見を言うときも、相手に嫌な気持ちをさせないような表現をしながら相手に自分の意見もしっかり伝えることができると好印象です。
まとめ
今回は、正社員登用について紹介してきました。
正社員登用制度に類似した無期転換ルールというものが存在します。人によっては正社員の方が働きやすい方もいますし、非正規雇用(アルバイトやパートなど)の方が働きやすい方もいます。
今の自身の状況を考慮してどちらの働き方を選択するかが重要です。
また、正社員になりやすい人の特徴もあります。周囲にマイナスな影響を与えてしまう言動は良い印象を与えません。企業側も採用するにあたって定性面・定量面を問わず様々な要素を見ているため普段の言動から気を付けることが重要です。
以上、正社員登用についてご紹介してきました。
しかしながら、「正社員として働きたいが今の会社に正社員登用制度がない」という方もいらっしゃると思います。このような方に向けて就職エージェントが非常に有効です。就職エージェントでは、履歴書の添削や面接対策から求人の紹介までしてくれる就活のトータルサポートをしてくれるサービスです。
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