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仕事がつまらない理由
あなたが今、仕事がつまらないと感じている理由は何でしょうか。そもそも楽しい仕事なんて世の中にあるわけない、という意見も聞こえてきそうですが、つまらないと感じている理由を探ってみましょう。
仕方なく始めた仕事だから
「大学4年生の時に、周囲の友人が就職活動を始めたから何となく自分も就職した」「就職活動がうまくいかなくて、入れるところに入った」「夢があったが諦め、渋々なんとなく給料が良さそうな会社に入った」
こうした、仕事内容そのものを見ずに決めた場合、つまらなく感じやすくなります。やりたい仕事だが給料が低いという場合は楽しく仕事に取り組めるかもしれませんが、やりたくない仕事ではお金のために働いているという感覚しか持つことができないでしょう。
自分の力が認められていないから
好きな仕事であっても、力が認められていなければつまらなくなってしまいます。「念願の業界に就職できたが、与えられる仕事は毎日掃除とコピー取りばかり」という話もよく聞きます。自分の中でやりたい事があるのに、認められていないがために学生のアルバイトでもできる仕事しか与えられないとつまらないですよね。また自分よりも若い人や経験の浅い人が先に出世していくと一層つまらなく感じてしまいます。めげずに努力することも大切で、その結果上手くいくこともありますが努力してもなお認めてもらえない場合本当につまらなく、やる気もなくなります。上司や仲間に嫌われていることが原因だとすれば、自分の努力で変える事のできる範囲に限界があり一層つまらなく感じてしまいます。
人間関係がうまくいっていないから
職場は仕事だけができればいい訳ではありません。人間関係が良好でなければ、出勤することがとても憂鬱になります。仕事中も周囲の目が気になり集中できません。どれだけ好きな仕事であっても、周囲を気にしてビクビクしながら仕事をしていてはつまらなく感じてしまうものです。自分が悪い人間関係の標的にされていなくても、人間関係が悪い集団に属しているだけでも辛く、仕事もつまらなく感じてしまいます。
プライベートが順調でないから
仕事だけが人生ではありません。むしろ、仕事以外のプライベートの方が重要であると考える人の方が多くなっています。そうなると、プライベートが上手くいっていない場合、仕事すらつまらなく感じてしまいます。人間は上手くいっている事についてはあまり気にならず、上手くいっていない事に意識を取られてしまうため仕事中もプライベートのことで頭がいっぱいになり身が入らないのです。そのため集中力が落ちてミスが続き、上司や先輩に叱られてしまうため仕事がつまらなくなってしまいます。逆に、つまらない仕事であってもプライベートが充実している場合、つまらない仕事がさほど苦痛でなくなったりもします。
仕事がつまらない時のNG行動3選
仕事がどんなにつまらなくても、絶対に取ってはいけないNG行動があります。ここでは3つご紹介しますので、その場の気持ちや勢いに任せて行動してしまい、後から後悔することのないようにしましょう。
同僚や部下に気持ちを打ち明ける
職場の同僚や部下は色々と話しやすく、お酒の席などでつい会社の愚痴で盛り上がってしまうこともあるでしょう。しかし、同僚や部下に「仕事がつまらない」と打ち明けるのはおすすめできません。むしろ、絶対に避けた方がよいでしょう。では何故でしょうか。
まず同僚や部下はあなたの状況をどうすることもできません。人事権もなければ、あなたの上司でもないため「仕事がつまらない」という状況を解決できません。次に最悪のケースとして、「仕事がつまらない」とあなたが感じていることが人づてに上司や社長に伝わってしまう事です。真意が伝わる事なく、「仕事がつまらない」と発言した事実だけが一人歩きし「あいつはやる気がない」「もうすぐ辞めてしまうのではないか」などと勘違いされ、今よりも更につまらない仕事ばかり回ってくるようになる可能性もあります。
無理矢理楽しむ
仕事がつまらない時に、無理矢理意義を見出そうとしたり目標を立てたりして楽しむ工夫をしようとする方もいるでしょう。もちろん、実際にこの方法でつまらない仕事を克服し楽しめるようになったという方も少なくないでしょう。ですが、この方法もあまりオススメできません。つまらない仕事を本当に心の底から楽しめるようになるのであれば問題ありませんが、そうでなけい場合つまらない仕事を「楽しい」と偽って過ごす事になります。これは非常にストレスのたまる行為で、うつ病などの原因にもなり得ます。前向きに楽しもうとする努力は大切ですが、心に感じている事と実際に表に出している自分がズレすぎるとかえってストレスで辛くなってしまいます。
とりあえず転職しようとする
一番避けたいのが、目の前のつまらない仕事から逃げるためにとりあえず転職をしてしまう事です。「仕事がつまらない」というネガティブな理由で転職を考えていても、良い志望動機が出て来ず履歴書や志望動機で嘘をついて練りまわす必要が出てきてしまいます。そのような転職を繰り返していては、あなたの市場価値はどんどん下がってしまいます。
ただし、つまらない仕事をだらだらと続けていれば良いという訳でもありません。モチベーションが低い状態で、つまらないと思いながら続けていても成長を実感できないでしょう。
仕事がつまらない時の7つの対処法
では、仕事がつまらない時はどのように対応すれば良いのでしょう。ここでは7つの対処法をご紹介します。
上司や先輩に直接言ってみる
非常にシンプルである意味当たり前の事ですが、あなたの上司や先輩社員に直接言ってみれば良いのです。先ほど、同僚や部下に愚痴を言う事は避けましょうとお伝えしましたが、理由は彼らにはどうにもできないからでした。しかし上司や先輩社員であれば、あなたの仕事を変えることもできます。あなたの上司も、本当はあなたに楽しんで働いてもらい、高い成果を上げて欲しいと思っているはずです。つまらない仕事を沢山与えてやる気をなくさせ、ひどい成果を上げて欲しいとは考えていないはずです。また、上司のいない場所で仕事の愚痴をこぼす人と、直接面と向かって相談してくる人とではどちらが評価が高いでしょうか。もちろん、一番の理想は仕事に不満がない事ですが、現在既につまらないと感じてしまっているのであれば自分だけではどうにもできません。同僚や部下と不満を言い合いストレスを発散するよりは、上司や先輩に直接話した方がはるかに建設的でしょう。
ライバルを設定し張り合いを持たせる
単純作業の繰り返しの場合は特に、つまらないと感じてしまうことでしょう。いつまでに、何をどれだけやれば良いのか分かりづらい場合、延々と続く単純作業は本当にきつく、つまらないのも当然ですよね。この場合、自分の中で勝手にライバルを設定しどの程度仕事が進んだかの比較対象にしモチベーションを上げてみましょう。自分よりも経験の長い人より早く仕事が進んだら、それだけで嬉しい気持ちになれることでしょう。
仕事の重要性を意識する
「やりたい業界にせっかく就職できたのに、いざ入ってみたら先輩社員の小間使い的な仕事ばかりで学生アルバイトでも務まると思った」といった事も多いでしょう。このような場合は、自分の仕事が持つ重要性に目を向けてみましょう。先輩のカバン持ちであったとしても、本当に使えない部下であれば客先に連れていかないはずです。お茶くみの仕事であったとしても、そのお茶は誰が飲むのかまで考えてみましょう。「やらされている」と思うよりも、「重要な仕事の一部を任されている」と捉えることで仕事への意識は変わってきます。つまらないと感じているのは全体が見えていないだけかもしれません。
自分は何がやりたかったのか考える
本当はやりたい仕事があったのに、不本意ながら現在の仕事に就いてしまったという方も多いでしょう。こんな時も仕事がつまらなく感じるはずです。まずは、自分が元々やりたかった事は何なのか思い出してみましょう。もしかしたら、今の会社の中でも部署によってはやりたかった仕事に近い事ができるかもしれません。たとえば、小説家になりたかった場合は、社内報やプレスリリースの作成に携わることで文才を生かす事ができるでしょう。また人の役に立ちたいと思っていた場合は、営業や販売の現場で直接お客様と接する仕事を担当することでやりがいを感じやすくなるでしょう。異動願いを出してみるのも手です。必ずしも希望通りになるとは限りませんが、つまらないと感じている状態のまま何も行動を起こさないよりは遥かに良いでしょう。
同じ境遇の人の話を聞く
全員が全員、今の仕事に満足しているという事はありません。やる気が湧かないけれど頑張って続けているという人も必ずいるはずです。仕事がつまらないと感じているあなたと同じような境遇の人に話を聞いてみましょう。様々な意見が聞けるかもしれません。「仕事なんてつまらなくて当然。お金を稼ぐだけの手段」とか、「仕事が嫌いで今すぐに会社を辞めたいけれども、生活していくためにお金が必要だから続けている」という声を聞けば自分も頑張ろうと思うことができるでしょう。
自己投資を始める
自己投資というと、堅苦しく感じてしまうかもしれませんが必ずしも資格取得や習い事を始めなさいという意味ではありません。やりたい仕事を行うために必要な資格であれば苦に感じることも無いかと思いますが、趣味や遊びにお金や時間を使うのも自己投資のうちです。好きな趣味でプライベートが充実することで、仕事がつまらない事もあまり気にならなくなります。また趣味の人間関係は、お互いに職場の複雑な人間関係を離れて関われるためとても楽しく、ストレス発散にもつながるでしょう。
転職エージェントに相談する
仕事がつまらない場合、どうしても目の前のつまらない仕事から逃げるというネガティブな方向での転職を考えてしまいがちです。自分がやりたい事は何なのか考え、その結果が転職であった場合は一度転職エージェントに相談してみましょう。転職しても良い結果が得られそうにない場合は、客観的な視点からアドバイスをもらう事もできます。DYM就職では、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をサポートさせていただきます。無料登録はこちらから!!