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仕事が辛い理由とは?
仕事が辛いと言うと、「そんなモノだ」「お金をもらっているのだから辛くて当然」という意見をいただく事もあると思います。たしかに、友人と遊んでいるわけではないので必ずしも楽しい事ばかりではないでしょう。しかし、どうせ働くのであれば楽しく充実した仕事をしたいですよね。では、あなたが今「仕事が辛い」と感じている原因はどこにあるのでしょう。
肉体的に辛い
- ・来る日も来る日も力仕事で、肉離れを起こしてしまった
・夜勤のたびに体調が悪くなる
体力面で、仕事上求められる水準に追い付いていないと身体上なにかしらの不具合を起こし、仕事が辛いと感じてしまうでしょう。
成果が出なくて辛い
- ・毎月毎月、ノルマが達成できず自腹で購入している
・事務処理が遅く周囲に迷惑をかけてしまう
成果を出す事を求められているのに成果を出せていない場合、同期に置いて行かれるのではないかという焦りや指導してくれる上司への申し訳なさから辛いと感じてしまうでしょう。
人間関係が悪く辛い
- ・入社以来、パートの方が自分にだけキツく当たってくる
- ・同期の中で自分だけが仲間外れにされている
- ・部下が指示した事をやってくれない
一日の大半を共に過ごす、職場の人間との関係が悪いと本来辛くないはずの仕事でも辛くなってしまいます。「もう会社に行きたくない」と思うところまで悩んでしまう場合もあるようです。
社風が合わず辛い
- ・体育会過ぎる社風が自分には合わない
- ・保守的な社風で新しいチャレンジができない
社風や方針、雰囲気が合わない会社で働く事は辛いですよね。就職活動や転職活動の際に見抜けなかった自分を責めてしまうと益々辛くなってしまうでしょう。
労働時間が長い
- ・繁忙期に一日14時間働いたが、残業代が一切出なかった
- ・休日出勤が多く家族と過ごす時間がない
自分の好きな事であれば、毎日でも取り組めるかもしれませんが好きな事を仕事にできる方は少数。仕事は仕事と割り切り、趣味や興味、関心と切り離して取り組んでいる方にとって労働時間が長いことは辛いでしょう。
給料が安く辛い
- ・同業他社と比較しかなり給料が安い
- ・ボーナスが数年出ておらず、住宅ローンの返済に支障が出てきた
- ・時給換算したら正社員の自分よりバイトの子の方が高かった
自分の労働に対する対価が低いと、精神的に辛いだけでなく場合によっては生活が苦しくなってしまう事もあります。
精神的に辛い
- ・毎回クレーマーの対応を担当させられ、鬱になりそうだ
- ・ノルマを達成できないと名前を張り出される
適度なプレッシャーは仕事に張り合いが出て、モチベーションに繋がることもあるので必要かもしれませんが精神的に過度のプレッシャーやストレスのかかる仕事は辛いですよね。
自己実現できない
- ・将来的に独立を目指し、下積みのつもりで頑張っているが一向にスキルが身についている気がしない
- ・仕事の社会貢献性が感じられない
自分が何故その仕事をやっているのか、意義を見出せないまま働くことはモチベーションの低下につながり、やがて辛さに結びついてしまいますよね。
仕事が辛いと感じている人が取れる5つの対処法
漠然とした「仕事が辛い」という気持ちの原因が整理できたところで、具体的にどうやって解決したらよいのか分からない方も多いでしょう。むしろ、簡単に解決できないからこそ悩んでしまっていると言えるかもしれません。そこで仕事の辛さを減らせるであろう5つの対処法をお伝えします。
自分の市場価値を確認してみる
仕事をしていると人間関係のトラブルや仕事内容が想像していたものと違う、給料が安いなど人それぞれ何かしらのトラブルがあります。そんなときは転職エージェントに登録し本来の自分の市場価値を確認してみてはいかがでしょうか。職務経歴や経験、スキルを伝えることで、大まかにどのような仕事であれば転職できそうか、どのような仕事が向いているのかを知る事ができます。
今すぐに転職を検討していないからといって、転職エージェントに登録してはいけない事はありません。むしろ、何となく将来的に転職を検討している程度の段階から転職エージェントに登録し、現在の立ち位置を正確に把握しておくことは「仕事の辛さ」を解消するためにも有効と言えるでしょう。「辛い」と思っている現状が実は恵まれている事に気付くきっかけになるかもしれません。
ポジティブになる
一般的に、人間は良い事よりも悪い事の方が気になってしまうものです。たとえば、賃金が安い一方で福利厚生が充実している会社の社員は、「この会社は福利厚生が充実しているから素晴らしい」とはなかなか思う事ができず、むしろ「賃金が安くて辛い」という思いが日に日に強くなってしまうでしょう。一度辛いと思い始めると、辛い原因が取り除かれない限りずっと辛いと思い続けてしまうでしょう。
しかし、ここでポジティブに考える事ができると、ただただ「辛い」という印象しかなかった仕事を肯定的に捉えることができ、モチベーションも上がるかもしれません。「賃金が安い」ことは事実だとしても、他に良い点はないか探すなど、ポジティブに考えてみましょう。
経済的な余裕を持つ
「仕事が辛い」と思った時、行動に移す前に考えざるを得ないのが経済的な余裕です。辛いからといって会社を飛び出しても、すぐに他の仕事に就けるとは限りません。金銭的に余裕がない状態では落ち着いた判断を下すことも難しく、ますます人生が「辛く」なってしまうかもしれません。
得意な事を見つめなおす
誰しも苦手な事がある一方で、得意な事も必ずあります。仕事が辛いと思ってしまった時は改めて自分の得意な事を考えてみましょう。苦手な事を克服し得意な事へ変える努力も大切ですが、わざわざ自分が不利なフィールドで戦う必要もないのではないでしょうか。理想は、得意分野を伸ばしつつ苦手分野を克服していくことですが、なかなかそのような仕事も無いでしょう。もし「辛い」と感じている仕事がもともと苦手な部類のものであるのであれば、努力し続けたからと言って必ずしも辛さが解消するとは限らないかもしれません。
また得意な事を最低でも1つ持っておくことは、自信につながります。得意な分野において、何かを成し遂げた成功体験を持つことは精神的にも大きな助けになるでしょう。
転職活動を本格的に始めてみる
仕事が「辛い」原因が、自分の努力だけでは解消できそうにないのであれば思い切って転職を考えてみるのも選択肢のひとつです。ただし、自分がやりたい事を明確にしておかなければ、結局「仕事が辛い」の繰り返しになってしまうでしょう。
また転職活動の際には、親切すぎる会社には気を付けましょう。聞こえの良い言葉を並べ求職者を勧誘する会社は新入社員がすぐに辞めてしまうのかもしれません。親切に接してもらっているうちは問題ないかもしれませんが、そのような状態はいつまでも続きません。化けの皮が剥がれてしまった後は、また「辛い」事が待ち受けているでしょう。そのような悲しい事態を避けるには、転職エージェントの利用がおすすめです。DYM就職ではキャリアアドバイザーが親身に皆様の転職活動をサポート。無料登録はこちら!!
楽な仕事4選
楽な仕事というと語弊がありますが、精神的にも肉体的にも辛い仕事がある一方で別の観点からは楽ということもできる仕事もあります。もちろん、それらの仕事は人気のため転職活動が難しくなりがちですが、一部をご紹介したいと思います。当然仕事は楽なものではありません。しかし辛すぎて続けることができなくなってしまっては元も子もありません。無理のない範囲の負荷でモチベーションを高く保って働くことが重要ではないでしょうか。
事務仕事
ノルマが無いという点では、楽な仕事と言えるでしょう。全員で一つの案件に取り組むというよりは、個々に割り振られた業務をこなしていく事が中心となるため精神面の負担は軽いのではないでしょうか。
文化財保護技師
複雑な人間関係に疲れないという点で、楽な仕事と言えるでしょう。公務員の中に、美術館などで古い資料や美術品の修復作業を行っている人がいます。常に細心の注意を払って取り組む必要があるため、別の「辛さ」はあるかもしれませんが手先が器用な方や歴史・美術に興味のある方は興味を持ちながら業務に取り組む事ができます。更に公務員という将来が保障された立場にある事は大きな安心感につながるでしょう。
出張所
こちらも人間関係や上司からのプレッシャーに悩まされないという点で楽な仕事と言えそうです。待遇は所属元の企業と同じ水準でありながら、社長や重役がその場にいないというのは職場として恵まれている方です。一方で、少人数で回している事が多いためどうしても人間関係が閉鎖的になりがちであるというデメリットもあります。
ビルやマンション管理
ビルやマンションの共用部分の清掃と、受付業務を主に行う仕事です。適度に体を動かし、ほぼ毎日定時退勤が可能で、管理人室に「いる」事自体が仕事のため定年退職後の再就職先として高い人気を誇っています。基本的に1つの建物に1人しか配属されないため職場内の人間関係に悩まされません。また万一入居者から無理な要求を押し付けられた場合でも、所属している管理会社に相談することで配置転換などの対応を取ってもらえる事もあるようです。