転職活動で有利なのは在職中?退職後?

最終更新日:2024/10/21

転職を検討したとき、現在の仕事を続けながら転職活動を行うのか退職してから転職活動をするのか迷うこともあるかと思います。実際のところ、採用されるかどうかという観点では大差ありません。しかし転職者の方の目線では在職中の転職活動が圧倒的に有利であるということは以前もご説明した通りです。(転職活動は短期間の方がいい?期間の目安とは )そこで今回は、企業側の目線から在職中と退職後どちらの転職活動が有利なのかをご説明していきたいと思います。

 
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目次

在職中の転職活動

在職しながらの転職活動は、企業側から見るとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット

 

  • 仕事に責任感を持って取り組んでいる
  • 転職について、自身のキャリアと向き合い取り組んでいる

在職しながら転職活動を行っているということは、現在の仕事を投げ出さずに取り組んでいるアピールにもなります。決して時間的に楽ではない転職活動を、仕事と両立させようと努力する方は仕事が多忙になった場合でも簡単には投げ出さない方であるとジャッジできるでしょう。また、仮に納得のいく転職先が見つからなかった場合には今の会社に残る選択肢を確保している事から、転職先を妥協せずに自身のキャリアに照らし合わせ熟考しようとしていると判断されるでしょう。転職者を採用する企業にとって、「この会社でいいや」という意識で入社される方と「是非この会社で働きたい」という高い意識を持って入社される方とではどちらを採りたいか明らかです。

<H3>デメリット

  • 内定を出しても本当に入社するのか、いつ入社するのか読みにくい
  • 条件面で交渉を持ちかけられる可能性が高い

在職中の転職活動をする方に対し、企業は好印象を持つ一方で懸念されてしまう点もあります。まず、今の仕事の退職手続きや引き継ぎにどの程度期間が必要か分からず、内定を出してもいつ入社してくれるのか分かりません。また、内定を出しても「今の仕事の方が給料が高い」などの理由で内定辞退をされてしまうのではないかと懸念する企業もあるでしょう。更に、在職中であるがゆえに強気の条件交渉を持ちかけられるリスクも企業側にはあります。仕事に困っていないため、給料や条件面で現職と比較をされてしまうのです。人事担当者にとって、必要な人員を求められたタイミングで補充できないことは評価にも関わる問題になるため、募集職種によっては在職中の転職活動が裏目に出る可能性も無いとは言い切れません。

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  • 退職後の転職活動

    退職してからの転職活動は、企業側から見るとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

    メリット

    • ・内定後すぐの勤務が可能と判断できる
    • ・転職に対して覚悟を決めて取り組んでいる

    内定獲得後すぐの勤務が可能であることは、退職後の転職活動を行う方にとって大きな強みです。特に工場勤務など、必要な人員数が決まっている場合は一日たりとも人員を欠けさせるわけにはいきません。いつ入社してくれるか分からない在職中の方と、入社日が読める退職後の方とでは後者が有利になる職種もあるでしょう。また、退職後であれば仕事が無い状態のため転職活動を真剣に取り組まざるを得ず、絶対に転職をするという覚悟が決まっていると判断する企業もあるでしょう。

    デメリット

    前の職場を退職してから今まで、何をしていたのか不明 ・次の仕事が決まらないまま退職しているため無計画な人なのではないかと疑われる ・前の仕事の退職理由が気になってしまう 退職後の転職活動は、以前の記事(転職活動は短期間の方がいい?期間の目安とは)でも説明したように金銭的な面で皆様に不利なだけでなく、企業側から見てもデメリットがあります。まず、直近の仕事を退職してから今まで期間が空いてしまった場合、その間一体何をやっていたのかと思われてしまいます。数か月であれば、「転職活動を行っていました」と説明すればよいのですが長期に渡った場合「どこからも内定がもらえていないのではないか」との疑いを生むことになってしまいます。また次の仕事が決まらないまま前の仕事を退職してしまっているため、「この人はもし次の仕事が決まらなかったらどうするつもりなのだろう」と思われ、計画性が無いと判断される可能性もあります。更に、一時的とはいえ無職の状態になるのはどのような事情があったのか気になってしまい、前職の退職理由について聞かれることになるかもしれません。

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  • まとめ

    企業側から見た場合、在職中の転職活動と退職後の転職活動はどちらかが一方的に有利という事はありません。しかし、職種によっては在職中の方がやや有利であると言えるでしょう。また転職される方の視点から考えると、在職中の転職活動が圧倒的に有利のため総合的に考え在職中に転職活動を行うのが良いでしょう。金銭面での心配が無い状態で転職活動を行った方が、じっくり焦らずに腰を据えて取り組めるため納得のいく企業が見つかりやすいものです。転職先が見つかる前に退職をしてしまうと、金銭面での不安から転職先にこだわることが難しくなってしまいます。現在の仕事の不満を解消するための転職が、かえって条件が悪化してしまったら本末転倒ですよね。転職先の企業を探すなら、転職エージェントの利用がオススメです。DYM就職では経験豊富なキャリアアドバイザーが皆様の転職活動をサポート。

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