御社と貴社はどちらが正しい?御社と貴社のどちらも使用できないケースも併せて解説

最終更新日:2024/12/23
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目次

はじめに

「貴社」「御社」の使い分けについては、ビジネスシーンにおける敬語表現に関する重要なテーマであり、相手の会社を敬うために、場面に応じてこれらを使い分けることが求められます。

一般的に、「貴社」は公式な文書やメールなどのやり取りで使用されることが多い一方、「御社」は日常的な会話や電話などのビジネスシーンで使われることが多いのが特徴です。

この記事では、実際の使用例を交えながら、これらの表現がどのように活用されるかを解説しますのでぜひご参考にしてください。

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  • 貴社とは

    「貴社」とは、ビジネスの書面やメールでのやりとりにおいて、相手の会社に敬意を表す際に使われる表現です。
    契約書、報告書、提案書などの正式な文書や、業務連絡のメールなどで使用することで、相手企業に対して、敬意を示し、礼儀正しいコミュニケーションを図ることができるでしょう。
    「貴社」という表現は、口語ではあまり使われません。その理由の一つに、発音が「記者」「帰社」「汽車」などの言葉と似ており、混同されやすい点があります。

    このため、電話や会議、面接などの口頭でのやり取りでは、より自然で誤解の少ない「御社」が用いられるのが一般的です。

    また、自分の会社を指す場合には「弊社」という言葉が適しているため注意が必要であり、相手と自分の会社を区別して使うことが大切です。
    「貴社」は敬語表現の一つであり、正しく使い分けることで、ビジネスの場における信頼感を高め、円滑なコミュニケーションに繋げられるでしょう。

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  • 御社とは

    「御社」とは、主に口頭で相手の会社を敬うために使用される表現であり、ビジネスの場では、電話や会議、面接などの場面において、相手の会社を敬意を持って言及する際に使います。
    例えば、電話で「御社のサービスについてお伺いします」という場合や、会議で「御社のご提案について検討します」という場合に使用します。

    また「御社」は書面やメールでは使用せず、ビジネス文書など書面でのやり取りにおいては、「貴社」を用いることが一般的です。
    この使い分けを誤ると、相手に対して不適切な印象を与える可能性があるため、注意が必要です。

    口頭と書面での違いを理解し、それぞれの場面に応じて適切な表現を使い分けることで、ビジネスにおける信頼関係を築くことができるでしょう。

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  • 貴社と御社の使い分け

    「貴社」「御社」はどちらも相手の会社に敬意を示す表現ですが、使用する場面に応じて使い分けることが求められ、この使い分けはビジネスの場で正しい敬語を使うためには重要なポイントになります。

    まず、「貴社」は書き言葉として使用され、特に、ビジネス文書やメール、契約書など、公式な書面で用いられる表現であり、例えば、ビジネスメールでは「貴社のご意向に従い、手続きを進めさせていただきます」や「貴社のご協力をお願い申し上げます」といった使い方が可能です。
    よって、書面でのやり取りでは、よりフォーマルな敬語として「貴社」を使うことが適切でしょう。

    一方、「御社」は話し言葉で使用され、電話や会議、面接など、口頭でのコミュニケーションにおいて使われる表現であり、例えば、電話で「御社の担当者様にお繋ぎいただけますか?」や、会議で「提案に関する御社の意見をお聞かせください」といった形での使用が考えられます。

    このように、「貴社」「御社」は、文書で使うか口頭で使うかという、場面に応じた使い分けが大切であり、正しい使い分けを意識することで、ビジネスでの信頼や印象を高めることができるでしょう。

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  • 貴社・御社を使用する際の注意点

    まず、「御社」は話し言葉で使用される表現であり、日常の会話や電話で相手の会社に対して敬意を示す際に使われます。

    しかし、過度に敬語を使いすぎると、かえって不自然に聞こえることがあるため、「御社様」と重複して敬意を示す表現を使うのは避けるべきであり、「貴社」も同様に、「貴社様」は過剰敬語となってしまうため「貴社」の表記で十分です。
    いずれの場合も文脈や会話の流れ、相手の企業文化に合わせて柔軟に表現を選ぶことが大切です。

    このように「貴社」「御社」を使い分けることで、より効果的に敬意を伝えることができるため、それぞれの言葉の使い方を理解し、適切なシーンで使い分けるよう心掛けましょう。

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  • 貴社と御社がどちらも適切ではない事例

    貴社と御社がどちらも適切ではない事例

    1.銀行
    2.病院
    3.団体
    4.学校
    5.政府機関
    6.教会
    7.自治体
    8.弁護士事務所

    ビジネスにおいて、相手の会社を指す際に「貴社」「御社」を使うことは一般的ですが、すべての場面で適切とは限らないため、相手に敬意を示すためには、言葉遣いの正確さが欠かせないでしょう。
    業界ごとに適切な敬称が異なるため、相手の業種を正確に把握し、その場にふさわしい表現を使うことが重要です。

    この記事では、やり取りをする機関や団体によって異なる「貴社」「御社」の使い方に関する事例を紹介していますのでぜひご参考にしてください。

    銀行

    銀行は金融機関であり、企業とは異なる立場にあるため、銀行とのやり取りにおいては、言葉の使い方に注意が必要です。
    「貴社」「御社」は企業向けの敬語であり、金融機関には適用されないことから、銀行に対しては「貴社」「御社」ではなく、「貴行」「御行」という表現を用いるのが適切です。
    例えば、銀行の担当者に「貴社のサービスについて教えてください」と言うのは誤った使い方となってしまうため、「貴行のサービスについて」や「御行の取り組みについて」などと言い換えることで、より適切な敬語を使うことができるでしょう。

    また、金融業界には○○銀行という名称ではない機関もあり、その場合は敬称が異なる場合があるため注意が必要となります。
    銀行とのコミュニケーションでは、相手の立場に応じた正しい表現を心掛けることが大切です。

    病院

    病院も企業とは異なり、医療機関として特有の役割を持つため、「貴社」「御社」といった表現は使用しません。
    企業向けの「貴社」「御社」ではなく、「貴院」「御院」という表現を使うのが一般的であるため、「貴院の医療サービスについて教えてください」などといった表現をしましょう。

    医療機関は患者の健康を守る重要な場所であり、敬語の使い方を間違えてしまうと、信頼関係に影響を与える可能性もあります。
    適切な言葉遣いを心がけることで、病院とのコミュニケーションが円滑になり、相手に対する尊重の気持ちを伝えることにも繋がるでしょう。

    団体

    「貴社」「御社」といった表現は企業に対して使う敬語であるため、非営利組織や協会など、企業とは異なる形態を持つ団体とのやり取りにおいては使用を避けるべきです。

    例えば、団体の代表者に対して「貴社の活動についてお伺いします」と言うのは誤った表現であるため、この場合は、「貴団体」「御団体」と表現します。
    企業向けの敬語を団体に使うと、団体の活動内容や目的に対する理解が不足していることを示すことにもなりかねないため、誤解を招いたり、相手に対して礼を欠いた印象を与える可能性もあります。

    団体とのコミュニケーションでは、これらの言葉を使うことで団体の性質に合った表現となり、敬意を正しく示すことができるでしょう。

    学校

    学校は法人格を持つこともありますが、企業のように営利活動が目的ではなく、あくまで教育機関であるため、「貴社」「御社」を使用することは避けるべきです。

    そのため、学校の職員に対しては「貴社」「御社」と表現するのではなく、「貴校」「御校」と表現しましょう。
    例えば「貴校の教育方針についてお伺いします」や「御校のご協力をお願い申し上げます」といった形で使われます。

    適切な表現を選ぶことで、相手に対する敬意が伝わり、円滑なやり取りが可能になるため、学校とコミュニケーションを取る際も、その性質に合った言葉を使うことが重要です。

    政府機関

    「貴社」「御社」は、ビジネスシーンで相手を敬う表現としてよく使用されますが、政府機関や公的機関に対しては、これらの表現は適切ではないことがあります。

    これは、政府機関や官公庁が民間企業とは異なり、法人格を持たないことが一般的であるためです。
    政府機関に対しては、その機関名に応じた表現を使うことが適切です。
    例えば、内閣府に対しては「貴府」、財務省には「貴省」というように、機関名によって用いるべき表現が異なる場合があるため注意しましょう。

    敬語を適切に使うことは、信頼関係を築くために不可欠ですので、文書や会話において政府機関や公的機関に敬語を使用する際は、機関名を尊重した言葉遣いを選び、必ず適切な表現を心掛けることが大切です。

    教会

    「貴社」「御社」といった表現は、ビジネスの場面で企業に敬意を表すために使用されますが、教会は企業とは異なる性質を持つ組織であるため、宗教団体や教会に対してこれらを使うことは適切ではありません。
    教会は宗教的な目的を持った団体であり、ビジネスや商業活動とは一線を画しています。

    そのため、企業に対する敬語表現をそのまま適用するのではなく、宗教的な背景を尊重した敬語を使うことが大切であり、例えば、「貴教会」「貴団体」といった表現が適切とされます。

    特に、宗教団体が主催する行事や儀式に関しては、相手に敬意を示すためにも注意深く表現を選ぶことが求められるため、ビジネス用語をそのまま適用するのではなく、宗教的な背景に即した表現を選ぶことが重要です。

    自治体

    自治体は行政機関であり、民間企業とは性質が異なるため、企業に対する表現をそのまま適用せず、相手の機関名や地域に応じた敬語表現を選ぶことが大切です。
    地方自治体とやり取りを行う際、多くの場合は自治体内の特定の部署や機関とコミュニケーションを取りますが、このとき「貴社」「御社」という表現は避け、例えば県庁に対しては「貴庁」市役所に対しては「貴所」などの表現を使います。

    このように、自治体に対しては企業向けとは異なる適切な表現を使うことで、相手への尊敬の意を示すとともに、より正式で丁寧な印象を与えることができるでしょう。
    行政機関とのやり取りにおいて、誤った表現を避け、適切な敬語を選ぶことは、円滑なコミュニケーションにも繋がります。

    弁護士事務所

    弁護士事務所は民間の法人であるものの、法的サービスを提供する専門的な機関であるため、「貴社」「御社」といった敬称をそのまま適用し、企業と同様に扱うことは避けたほうがよいでしょう。
    弁護士事務所に対して敬意を表すためには、適切な敬語を使う必要があり、一般的には「貴事務所」「貴所」という表現が適しており、例えば、「貴事務所のご意見をお伺いしたい」や「貴所にご相談させていただきます」といった形で使用されます。
    これらは弁護士事務所の専門性を尊重し、丁寧な印象を与えることができるでしょう。

    さらに、弁護士は専門的な知識を持つ法律の専門家であり、その職業的な地位にふさわしい敬語が必要であるため、弁護士個人に対しては「先生」などの表現を使うことが一般的です。

    このように、弁護士事務所や弁護士に対しては、企業とは異なる敬語を使い、相手の専門性に対する尊敬を表現することが求められます。

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  • まとめ

    「貴社」「御社」は、どちらも相手の会社に敬意を表す敬語ですが、使い方に違いがあります。
    まず、「貴社」は、特にビジネス文書といった書き言葉で多く用いられる表現で、相手に対する強い敬意を示し、例えば、「貴社のご繁栄をお祈り申し上げます」や「貴社のご意向を尊重いたします」という形で使われることが一般的です。

    一方、「御社」は、日常的なビジネスシーンで用いられることが多い表現で、例えば、電話やミーティングの中で「御社の製品は大変高評価をいただいております」や「御社のご協力に感謝申し上げます」という形で使われることが一般的です。

    このように、敬語を適切に使うことで円滑で敬意を示すコミュニケーションが可能になるため、相手との関係性や場面に応じてこれらの敬語を使い分けることが大切と言えるでしょう。

    社会人になると敬語を使う機会が一気に増え、どう使い分ければ良いのか不明な場面に当たる場合もあるかと思いますが、「貴社」「御社」の使い分けるを事前に知っておくことで、相手により正確で伝わりやすい敬語表現を用いることができ、さらにスムーズなコミュニケーションや信頼関係の構築を目指せるようになるでしょう。

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  • よくある質問

    Q:「貴社」「御社」の使い分けを間違えるとどうなりますか?

    A:間違って使ってしまった場合であっても極端な失礼にはなりませんが、ビジネスマナーを守るためには場面に応じて適切に使い分けることが重要になります。慎重に使うことで、より信頼感を与えることができるでしょう。

    Q:「貴社」と「御社」のどちらを使うべきか迷った場合、どうすればいいですか?

    A:迷った場合は、相手とのやり取りが書き言葉か話し言葉かを確認して使い分けましょう。一般的には、ビジネスメールや文書では「貴社」、会話や電話でのやり取りでは「御社」を使うのが適切です。

    Q:「貴社」と「御社」を同じ文書内で使い分けても問題ありませんか?

    A:文書の中で使う場合、「貴社」で統一します。

    Q:「貴社」「御社」の使い分けに気を付けるべき場面はありますか?

    A:特に注意すべき場面は以下の通りです。
    文書内で使う場合: 文章が書き言葉である場合は「貴社」を使います。特に正式な文書やメールでは、敬意を表すために「貴社」を選ぶことが一般的と言えるでしょう。
    会話の中で使う場合: 相手と会話している場合は「御社」を使います。電話のやり取りや、面談時などの会話では「御社」が適しています。

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