バイトの方が正社員よりも稼げる?年収の推移で比較してみた

最終更新日:2024/10/21
 
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目次

22歳から30歳までの平均的な年収推移

まずは30歳までの平均収入でどちらが稼げるのかを検証してみましょう。

フリーターの場合は殆どが時給制で働いているでしょう。全国の平均時給と平均労働時間で月収を割り出してみました。

 

1,030円/時間 × 32時間/週 × 4週間 = 132,000円/月

 

フリーターの平均時給は2018年現在で1,030円です。平均労働時間は週に32時間ですので、これを4週間。要するに、計128時間を時給1,030円で働いた月収がフリーターの平均月収です。計算すると約13,200円となります。

さらに勤務態度、能力によってはバイトリーダーや店長といった役職に就くこともできるため、30歳まで働くと100円〜500円程は昇給している場合もあるため、月収は20万近く稼いでいる人もいるでしょう。よって22歳から30歳までのフリーターの平均的な年収は160万円〜240万円程度となりそうです。

 

対して、正社員の平均年収はどうでしょう。正社員の場合は、勤続年数によって大きく収入に差が出ます。20代前半の平均月収は21万円ですが、30歳になる頃には32万円まで平均月収が上がります。
さらに、多くの企業がボーナス制度を設けているため、それを加味して計算すると、22歳〜30歳までの正社員の平均的な年収は300万円〜400万円程度と試算されます。

 

フリーターと正社員の平均だけで比較すると、やはり正社員の方が収入は勝るようです。

しかし、あくまで平均値での比較な為、夜勤などで時給1400円、月に160時間程働くフリーターの人であれば、20代前半の平均収入よりも稼いでいる人もいるでしょう。

 

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  • 30歳から40歳の平均的な年収推移

    次に40歳までの平均収入で比較してみましょう。フリーターの場合は勤続年数による昇給も少なく、先ほどと同じように、役職に就くことでの昇給しか見込めない場合が多い為、同じように160万円〜240万円が平均月収となり、やはり平均年収も200万円程度のようです。

     

    対して正社員の場合は勤続年数ならびに役職による昇給で大きく収入が伸びます。その反面、年齢が進むに連れて正社員の中でも性別で平均収入に差が出てきます。やはり女性は、結婚や出産に伴って短時間勤務に切り替えたりすることがあるので、それらを踏まえて平均収入を算出しました。30代前半の男性では平均月収が37万円で40歳になる頃には40万円を超えます。ゆえに、年収としては450万円〜520万円になります。女性の場合は平均月収が40歳になっても平均月収は25万円程度、年収350万円が平均のようです。

     

    この年代になると、特に男性の場合はフリーターと正社員での収入差はかなり大きくなります。

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  • 今のうちは一見年収が変わらないように見えるかも知れないが・・・

    以上のことからもお分かりのとおり、年を追っていくごとに年収差は開いていきます。

     

    20代でフリーターをして働いていると、さほど収入に差は無いように見えますが、ボーナスや昇給の仕組みでは正社員に敵いません。

     

     

    もちろん、お金があるだけが豊かな人生とは言えませんが、ゆくゆく金銭面がネックになって人生の進路を変更せざるを得ない可能性もあるでしょう。 今回は収入に焦点を当てて検証してみましたが、自分のやりたいことに必要なのは、時間なのかお金なのか。もちろん両方があればいいですが、一般的には多くの方にとっては簡単にはいきません。フリーターの人には比較的時間があり、正社員の人はお金と引き換えに自由な時間は限られています。今回ご紹介した内容が、今後より良い人生を歩んで行く中で、少しでも自分に最適な意思決定のお役に立てれば幸いです。

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